ググっても出てきにくい販売管理用語。
単語や文字からは連想できない意味で使われていて、同じ言葉でも販売店によって使い方が異なる場合もあります。
販売管理から離れると、一気に忘れてしまうので備忘録のため残します。
(間違ってたらスミマセン)
なお、当記事で触れる内容は一般的な用語の使い方とは異なる場合がありますので悪しからず。
倉庫から一時的な持ち出しのこと。ケースとしては、展示会への持ち出しや緊急時の故障品の代替品として提供する場合など。
上記の場合は、手続きをしないでいると売却されてしまいますからね、売られないように在庫に識別シールを貼るようなイメージです。
別の言い方をすると「貸出」といえばしっくりくるでしょうか。
積送というのは文字から連想するのは、荷物を積んで送ること、または発送した商品のこと。
事実そのような使い方が一般的ですが、販売管理でいうと発送はしたが検収されていない、検収待ちの状態のことを言います。
検収については、シゴ・ラボさんのサイトが参考になりました。
検収とは、納められた品物が要求仕様に合っているかを「チェックして(検査)」、問題がないことを確認し「受け取った(収納)」という意味の言葉です。検収が済んだ時点で、発注者の代金支払い義務が発生します。つまり、検収が済んでいなければ、売上にならなのです。
預り出荷とは、物は売り主である自社にあるが、売上は済んでいる状態のこと。
買い主が工場のスペースの関係などで、買いはしたけど自社に置けない状況の時に預り出荷となります。
これはわりと一般的な用語でしょうか。
引当とは、物理的な在庫の一部を「受注済み」として識別できるようにすることを言います。
自社倉庫に商品が置いてあろうが、受注マークがなければ売ってしまおう!となりかねません。
物理的な在庫を「受注済み」として識別できるようにする引当に対し、在庫に対して「受注濃厚」として識別できるようにすることを在庫予約と言います。
これも出荷予定があるから、勝手に使わないでねという意味合いがあります。
停滞在庫とは、倉庫の在庫の入庫/出庫がどのくらい変動していないかを表します。
この分析により、
を知ることができます。
維持在庫とは、停滞在庫とは反対に、どのくらいでなくなるか?という指標に使います。
一定期間で平均払出数を計算し、その商品がどのくらいの期間で在庫が尽きるのか把握できます。
例)
商品Aの在庫が300個あったとします。
1ヶ月に平均100個ほど払い出されると、3ヶ月で在庫が尽きることになります。
それがわかれば前もって仕入することができます。
積算とは工事などで、かかるであろう費用を算出することを言います。
よく見積と同じ意味で使われることもありますが、見積は利益を乗せ、積算は実費用のみで利益は乗せないという使い方をする販売店もあります。
顧客に売る分としてではなく、自社の備品(例として蛍光灯など)を経費として販売管理の在庫から使用することを言います。
支払いサイトとは、支払いまでの猶予期間のことです。
通常、コンビニなどで買い物する時には即支払いですが、企業間取引で支払いする場合は、1ヵ月後や2ヵ月後の○○日に支払いという条件が決まっています。
そのいつ支払うかの取り決めのことを支払いサイトというわけですね。
他にもあれば追記していきます。