WordPress
XSERVER高速化機能「Xアクセラレータ Ver.2」をWordPressのサイトで速度検証
ついにリリースされたXSERVERの高速化機能「Xアクセラレータ Ver.2」。
サイト運営者であれば、自身のWebサイトの速度は常に気になるところです。
「Xアクセラレータ」はWebサイトを高速・安定化させるための機能です。
設定は以下のいずれかからお選びいただけます。
- Xアクセラレータ Ver.1…静的ファイルの高速化(キャッシュ)
- Xアクセラレータ Ver.2…静的ファイルの高速化(キャッシュ)＋PHPプログラムの高速化
「Xアクセラレータ Ver.2」を有効にすると、WordPressのサイトで最大10倍の高速化になるとか。（ホントか？）
処理速度が高速になって、同時アクセスの耐性もあがればユーザビリティもあがるし、バズリ耐性もあがるので嬉しい限りですよね。
ぼくはXSERVERでWordPressのサイトを、当サイト含めて3つ運営しています。
その3つのサイトで、Xアクセラレータ有効前と有効後で、どのくらいの差が生じるのか検証してみようと思います。
設定方法
「Xアクセラレータ Ver.2」を有効にするには、下記の手順で設定します。
①XSERVER サーバーパネル にログイン
↓
②[高速化]内の[Xアクセラレータ]
③対象のドメインの[選択する]を選択
※現在の設定内容で「Xアクセラレータ Ver.2」となっている場合は既に設定済みです。
④Xアクセラレータ設定 でXアクセラレータ Ver.2を選択し、[確認画面へ進む]クリック。
⑤[変更する]クリック。
以上で設定は完了。
対象のドメインが「Xアクセラレータ Ver.2」となったことを確認してください。
検証結果
自分のPCからアクセスして時間を測るでは、正常な検証とは言えませんので、
Googleが提供している速度調査サービス PageSpeed Insights を使います。
※点数、秒数は3回実施した平均値としています。
※設定前は「Xアクセラレータ Ver.1」を有効として状態。
サイトA（当サイト）
| # | モバイル／パソコン | 項目 | 設定前 | 設定後 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | モバイル | 総合点 | 10 | 11 |
| 2 | コンテンツの初回ペイント | 5.2秒 | 5.2秒 | |
| 3 | 速度インデックス | 25.0秒 | 15.3秒 | |
| 4 | インタラクティブになるまでの時間 | 15.9秒 | 16.5秒 | |
| 5 | 意味のあるコンテンツの初回ペイント | 6.3秒 | 6.6秒 | |
| 6 | CPUの初回アイドル | 10.5秒 | 10.8秒 | |
| 7 | 入力の推定待ち時間 | 126.7ﾐﾘ秒 | 106.7ﾐﾘ秒 | |
| 8 | パソコン | 総合点 | 57 | 54 |
| 9 | コンテンツの初回ペイント | 1.6秒 | 1.6秒 | |
| 10 | 速度インデックス | 3.6秒 | 6.6秒 | |
| 11 | インタラクティブになるまでの時間 | 2.8秒 | 2.8秒 | |
| 12 | 意味のあるコンテンツの初回ペイント | 1.9秒 | 1.8秒 | |
| 13 | CPUの初回アイドル | 2.4秒 | 2.4秒 | |
| 14 | 入力の推定待ち時間 | 13.3ﾐﾘ秒 | 16.7ﾐﾘ秒 |
サイトB
| # | モバイル／パソコン | 項目 | 設定前 | 設定後 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | モバイル | 総合点 | 49 | 55 |
| 2 | コンテンツの初回ペイント | 2.6秒 | 2.6秒 | |
| 3 | 速度インデックス | 8.5秒 | 5.9秒 | |
| 4 | インタラクティブになるまでの時間 | 7.9秒 | 7.9秒 | |
| 5 | 意味のあるコンテンツの初回ペイント | 2.8秒 | 2.8秒 | |
| 6 | CPUの初回アイドル | 7.3秒 | 7.3秒 | |
| 7 | 入力の推定待ち時間 | 353.3ﾐﾘ秒 | 420ﾐﾘ秒 | |
| 8 | パソコン | 総合点 | 82 | 90 |
| 9 | コンテンツの初回ペイント | 0.6秒 | 0.6秒 | |
| 10 | 速度インデックス | 2.8秒 | 1.9秒 | |
| 11 | インタラクティブになるまでの時間 | 1.5秒 | 1.7秒 | |
| 12 | 意味のあるコンテンツの初回ペイント | 0.7秒 | 0.7秒 | |
| 13 | CPUの初回アイドル | 1.4秒 | 1.6秒 | |
| 14 | 入力の推定待ち時間 | 13.3ﾐﾘ秒 | 20ﾐﾘ秒 |
サイトC
| # | モバイル／パソコン | 項目 | 設定前 | 設定後 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | モバイル | 総合点 | 47 | 46 |
| 2 | コンテンツの初回ペイント | 2.8秒 | 2.8秒 | |
| 3 | 速度インデックス | 6.9秒 | 6.8秒 | |
| 4 | インタラクティブになるまでの時間 | 8.6秒 | 8.7秒 | |
| 5 | 意味のあるコンテンツの初回ペイント | 3.3秒 | 3.3秒 | |
| 6 | CPUの初回アイドル | 8.3秒 | 8.3秒 | |
| 7 | 入力の推定待ち時間 | 113.3ﾐﾘ秒 | 153.3ﾐﾘ秒 | |
| 8 | パソコン | 総合点 | 77 | 80 |
| 9 | コンテンツの初回ペイント | 0.8秒 | 0.8秒 | |
| 10 | 速度インデックス | 2.7秒 | 2.5秒 | |
| 11 | インタラクティブになるまでの時間 | 2.5秒 | 2.3秒 | |
| 12 | 意味のあるコンテンツの初回ペイント | 0.9秒 | 0.9秒 | |
| 13 | CPUの初回アイドル | 2.4秒 | 1.9秒 | |
| 14 | 入力の推定待ち時間 | 26.7ﾐﾘ秒 | 20ﾐﾘ秒 |
ぼくの契約しているサーバー『sv7330』は2019/3/12のメンテナンスにて設定可能となり、早速設定してみました。
しかしなんとも微妙？な結果に。。。
サイトBのみ、効果を若干感じましたが、他は誤差に毛が生えたような感じです。
もちろんすべてのサイトに同じ効果が出るとは思っていませんが、ぼくのサイトの場合はイマイチです。
それにしてもモバイルの点数がドイヒー。
amp化しろってことなのでしょうか。。。
今回設定した「Xアクセラレータ Ver.2」。悪くはなさそうだし、設定して損はないと言い聞かせることにします。
